発達障害を他人事ではいけない

中学一年生の現在ではもう無くなりましたが、僕はOCD=強迫性障害という

不安障害を患っている時期がありました。

 

自分が強迫性障害と知り、

勇気を出して親に話しましたが笑われるだけで

まともに取り合ってくれませんでした。

 

 

この記事を読んでいる方には

障害についての理解をするための入り口として読んでもらい、他人事ではなく

皆が真面目に考えていく事

として認識して頂ければ嬉しいです。

 

強迫性障害とは

強迫性障害には、強迫観念強迫行為

2つのパターンがあります。

  1. ある強迫観念が頭に浮かびそれを振り払おうとしても、強迫観念が消えることはなく強い苦痛や不安をもたらす。
  2. 強迫観念の衝動に従い、苦痛や不安を打ち消すための行為を繰り返してしまう。

これだけではいまいち理解出来ないと

思うので、パターンごとの例をあげたいと思います。

2つのパターンの簡単な例

  1. 目の前に赤ちゃんや子供などがいる時に、自分が傷つけてしまうのではないかと過剰に心配する。
  2. 玄関の鍵を掛けたかどうかを何度も何度も確認してしまう。

上の2つとも、実際に僕が経験した事です。

他にも机と椅子の高さや、自分の目と本の距離が適正かなどが気になって仕方がないという人もいます。

 

 

強迫性障害を公表している有名人

有名人で強迫性障害の人は、

などがおりベッカムは、

家にある物を片っ端から真っ直ぐにしたり、左右均等に並べたりして

数時間過ごしたりする事もあるそうです。

ですが周囲の理解が得られたためにチーム内でも上手く協調出来ています。

 

このようにスポーツ選手として活躍していたり、周りに話して理解してもらえる事もあります。

なので強迫性障害だからといって

あまり悩む必要は無く、

他の人より能力が劣っていたりするわけでも無いのです。

 

強迫性障害患者はどのくらいるのか

日本の精神科で強迫性障害と診断された患者の割合はフランスの9.2%と比べて、1.75〜3.82%と、かなり低い割合です。

 

この結果からは、

日本の強迫性障害患者少ない

強迫性障害患者の受診率少ない

のどちらかである事が予想されます。

 

ですがもし後者であった場合、

強迫性障害患者を取り巻く環境を変えていかなければ、

強迫性障害で苦しむ人は減って行きません。

そのためには多くの人に基本的な障害に関する知識を広めないといけないと僕は思っています

他人事では解決しない

記事の最初に書きましたが、僕は強迫性障害の事を親に打ち明けても笑われてしまいました。ですがその後、親が発達障害に関する本を読んでいました。

すると親の姿勢にも変化があり、カウンセリングなどを視野に入れて一緒に考えてくれました。

 

しかしその本がなければ親の対応が変わることは無かったかもしれません。

多くの人が障害を他人事で考えている限り

障害の人を救うきっかけが増える事は無いです。

それは強迫性障害に限らず同じ事です。

 

しかし、あなたがもし今まで他人事で

考えていてもこの記事を読んで変われば、

少しでも障害で苦しむ人を減らせるのです。

 

SNS等でこの記事を共有して頂ければ他人事でいる人を減らす第一歩となります。