MITメディアラボとは?

皆さんはMITメディアラボという研究所を知っていますか?

 

1985年に、MITマサチューセッツ工科大学

建築・計画スクールに設立された研究所です。

 

 

なんと、その研究所の所長は 日本人 なんです。

所長は伊藤穰一さん。

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この方は自分の事を良い意味ではみ出しものと語っており、全く違ったものの組み合わせを考える事が好きだそうです

 

今回の記事では

所長が日本人の研究所MITメディアラボと、

そこから見える新しいものを生み出す文化について書いていきます。

 

異なる概念を組み合わせる研究

ちなみにMITメディアラボの副所長も日本人で、石井裕さんという方です。

 

ちなみにこの人はMITメディアラボの研究で

TRANSFORMというテーブルを開発しました。

 

 

TRANSFORMを理解して頂くためにはまずこの動画を見てもらうのが早いと思います。

 

 

MIT Media Lab's shape-shifting table top is "equivalent to the invention of painting" on Vimeo

 

この、TRANSFORMという機械は

デザインとテクノロジー

静と動

自然とマシン

この対概念を衝突させる事で、

"アメイジング"、驚きを生み出したのだそうです。

 

 

コンピュータの画面にあるピクセルはプログラムを書く事で自由に動かす事が出来ます。

 

でも テーブル=家具 は普通動かないもの。

 

その2つの動くもの動かないものを、

エンジン と 体の動き を感知する

テクノロジーを使って動くようにしたのです。

 

それが、新しい美の表現可能性を証明する

メディアとなったと石井裕さんは考えているそうです。

 

 

この、TRANSFORMのように

MITメディアラボでは 異なる分野 を組み合わせるだけでなく、

それまでに無かった 新しい分野 を 切り開く事 を重視しています。

 

所長の伊藤穰一さんはその事を

アンチディシプリナリーと呼んでおり、このように説明しています。

インター・ディシプリナリー な研究とは、さまざまな分野の人々が共同で研究を行うことを指します。しかし、アンチ・ディシプリナリーはそれとは大きく異なるものです。

その目的は、既存のどの学問領域にも単純には当てはまらない場所で研究を行うこと――独自の言語や枠組み、手法を持つ独自の研究分野です

このような独自の視点は、

MITメディアラボの独創的な雰囲気を物語っているものと思います。

 

 

多様性がもたらすもの

MITの研究コンセプトなどを見て分かるようにこのラボでは多様性を非常に重視しています。

 

それが結果として、

全く関係ないようなものを組み合わせて、

独創的な発想や今までにない分野を切り開くことが可能になるのです。

 

僕はMITメディアラボの人間には

研究者という面と同時に、

クリエイターとしての面もあるように感じました。